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保険料を出し渋る保険会社

損害保険に加入しているのに、保険料を出し渋る保険会社

これは弊社で管理をしている物件の話です。

物件は、都内。築50年。新宿に近い街道沿いにありました。
弊社に管理を委託される前から、オーナー様は損害保険に入っていらっしゃっていたので、その損害保険をつけたまま管理をしていました。

私は、定期巡回に出向いた際に、1階のシャッターにスプレーで描いた落書きを発見しました。
オーナー様に、損害保険の契約書を見せてもらいました。(管理を委託される前に保険内容のチェックはしているのですが、もう一度念のため)

そして、こう言いました。
「落書きは、損害保険で直すことができますよ」

オーナー様はこう言われました。
「そうなの?知らなかった。でも、保険会社に何て言えばいいか、やりとりするのもよく分からないし・・・」

「それならば、私が保険会社と連絡を取り、塗装させるようにします」
私はこう答え、保険会社に連絡をして、保険で塗装代をまかないました。

二度目、三度目の落書き

しかし、駅近の物件です。
キレイになったシャッターには、また同じように落書きがされてしまいました。

2度目も同様に、保険で塗装代をカバーしました。
3度目の請求を保険会社に行った時、保険会社はこう言ってきました。

「もう、これ以上出せません」

私は契約書をきちんと確認していたので、
『保険に加入している間は、何度でも落書きに対応する』
ということが、約款に書かれていることを知っていました。

私は保険会社に言いました。

「それならば、オタクの約款はデタラメだということですか?」

3度目の塗装代を、保険会社は渋々出しました。

4度目、保険会社は、また同じように、もう無理だと言い出しました。
4度目も3度目と同じように、「約款は嘘なのか?」と言って、塗装代を出させました。

4度目の塗装代が出た後、私はオーナー様に提案しました。

「万が一に備えるために入っている保険なのに、いざというときに約款に書かれていることを守ろうとしない。気持ちよく実行しない。そのような保険会社ではなく、弊社が提携している、正直で誠実な損害保険会社とお付き合いをしてください」

損害保険というのは、あまり意味のないところに保険料をかけてもムダです。
その分は、保険会社の利益にしかなりません。
本当に必要なところがカバーされていない保険が多くあります。

保険会社も悪意ではないのかもしれません。
担当者に知識がないのかもしれません。

私は職業柄、弊社に関わる人たちを守らなければならない立場にあります。
よって、ずいぶん保険については研究してきました。

保険会社にいちいち尋ねなくても、ケースによって、保険でまかなえる、まかなえないは、頭に入っています。

保険というものは、そもそも、『相互扶助』という考え方から生まれたものです。
『自分の万が一に』備えて加入するものではありますが、それは、誰かの万が一に備えて、みんなで協力して支え合おうという制度なのです。

ですので、あいだに入った担当者の怠慢や力量不足、思いやりのなさで、いざというときにアテにならない保険会社とは、お付き合いする意味がありません。

パートナーとしての正しい仕事

弊社は『人を助ける』ということを重々承知している保険会社の経営者のパートナーとなっています。
弊社が、保険の代理店などになりますと、管理の延長で、保険で利益追求しているのではないかという誤解を与えかねませんので、保険については、そのような考えをもった他社にお願いしています。

私がいくら、保険について研究しているといっても、蛇の道は蛇であります。保険会社の経営者に現状分析をしてもらい、弊社がオーナー様を守るために必要な内容を網羅できる保険内容にします。

結果、本当に必要な内容だけの保険になりますから、保険料の支払いが高額になることはありません。

30年も経営していますと、

  • 一級建築士
  • 不動産会社
  • 弁護士
  • 税理士
  • 損害保険会社
  • 生命保険会社

など、色々な人と出会います。

人の役に立ちたいと思っている方は、日々、勉強されていて、人格があります。
その方々に共通して、私が感じるのは、皆さん横柄な態度、偉そうな振る舞いをしないということです。
利益追求を第一に揚げるのではなく、正しい仕事をすれば、お金は後でついてくると信じている方々ばかりです。『まずは利益』という方に、優秀な専門家はいないと断言できます。

『お役立ち』その気持ちが先にある方が、人格ある優秀な方です。

私のこれまでの経験で感じることは、このような人格ある方と出会うことがとても大変なことだということです。

このような方々は、100人に4〜5人くらいしかいないような気がします。
私は長年、このような方々と出会う機会を設けることを惜しまずに生活してきました。

結果、今、弊社と提携してくださっている方々は、そういう方々からさらにふるいをかけて残られた方々ばかりです。

仕事にしても、人間的にしても一流です。私のこの道30年の人脈をぜひお使いください。必ず、オーナー様のお役に立ちます。

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