大手不動産会社に管理を委託、負担が大きく売却したい

テレビCMをしている大手不動産会社に管理を委託していたけれど、負担が大きくて売却してしまいたい

この話の始まりは、税理士からの紹介でした。

オーナー様（A様）は、ご自分の税理士に賃貸経営に関する愚痴をこぼされていました。
それを聞いた税理士が、美都なら解決してくれるのではないかと考え、弊社に話がきました。

Aさんの悩みの主旨はこうでした。
・２部屋ほどが半年以上空室・担当者に言っても、何もしてくれない
・入居者から自分のところに直接クレームがきて困っている
・２０年前に、このビルを建てたのだが、建ててくれた建築会社も倒産してしまい、建物のメンテナンスも２０年近く放置している
・これからどうしていけば良いのかわからない
・いろいろ精神的負担が大きいから売却してしまいたい

手始めに、半年以上空室であるというその部屋は、募集広告が出されているのか調べました。
案の定、募集広告は出されていませんでした。
これでは、当然、空き部屋が埋まるはずもありません。

さらに調べていくと、入居者の中に更新拒絶をしている方がいて、１０年以上前に交わした契約が、そのまま放置されていました。
このように、更新契約を行わないまま自動更新されている例はよくあります。
更新契約を行わない場合、法的には、従前の契約と同じ状態で自動更新されるのですが、入居者の状態が変わったり、法律改正がなされたりするので、２年ごとに賃貸借契約を結び直すことは、とても大切なことなのです。
更新契約を行うことは、入居者にとっても良いことなので、更新契約をされていない入居者には、その説明をし、ご理解いただいてから賃貸借契約を結び直し